「フリーランスとして、将来は海外移住をしたい」
働き方が多様化し、住む場所を選べる時代になりました。フリーランスという働き方や海外移住に憧れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし「自分にできるだろうか？」と、仕事や収入について不安を抱える方は少なくありません。
この記事では、フリーランスとして海外移住を実現させるステップや、海外移住を目指す方にWebライターをすすめる理由をお伝えします。
フリーランスは海外移住への近道
フリーランスとは、会社や団体と雇用関係を持たず、個人で案件に応じた自由契約をする働き方です。
一般的に、フリーランスの働き方は移住生活と相性が良いと考えられています。
日本におけるフリーランス人口は増加傾向にあり、海外移住という選択肢は今後ますます身近になっていくでしょう。
フリーランスのメリット・デメリット
フリーランスというとポジティブなイメージが先行しがちですが、フリーランスとして働く目的を明確にするには、メリットだけでなくデメリットの理解も大切です。
フリーランスのメリット
- 自由な働き方ができる
- 収入アップを目指せる
- 人間関係のストレスを軽減できる
- 住む場所を選べる
- 女性のライフスタイルと両立しやすい
フリーランスのデメリット
- 収入が不安定になる
- 何ごとも自己管理と自己判断が必要
- 有給休暇がない
- 社会的信頼が低下する
フリーランスは自由度の高い働き方だからこそ、長期的な視点で、デメリットをメリットに転換していく力が求められます。
フリーランスで海外移住を実現するステップ
ここではフリーランスとして海外移住を実現するのに必要な、3つのステップをお伝えします。
スキルの習得や事前の情報収集など、日本でできる限りの準備をしておくと、安心して海外移住に踏み切ることができるでしょう。
①スキルを身につける
フリーランスとして仕事をはじめるためにも、海外で長期間生活していくためにも、スキルの習得は必要不可欠です。
日本でフリーランスの仕事を軌道に乗せることで、海外移住後の経済的不安を最小限にできます。まずは、副業・複業としてはじめるなど、一つひとつ実績を積みましょう。
身につけるスキルは、時間と場所に縛られない自由な生活スタイルに合ったものを選ぶと良いですね。特定のスキルにこだわらず、複数のスキルを身につけておくのもおすすめです。
②情報収集
次に必要となるステップは、情報収集です。フリーランスとして海外移住をするためには、ビザや税金など、事前に知っておくべき手続きがあります。
ビザについて
海外でフリーランスとして活動し収入を得るためにはビザが必要です。ビザとは、その国の滞在に必要な入国許可証のこと。
短期旅行ならビザの心配は要らない場合が多いですが、海外移住においては、ほとんどの国でビザが必要です。
フリーランスは、ビザに関する手続きをすべて自己責任で行わなければいけません。手続きは、申請方法や必要書類など頻繁に更新されるので、都度調べておくことが大切です。
税金について
原則として、海外での滞在期間が一年未満の場合、日本では「居住者」として扱われ、日本に住んでいる場合と同様の納税義務が発生します。
一方で、海外での滞在期間が一年以上の「非居住者」は、滞在国や仕事内容などにより、日本での納税義務が変わります。
また、海外移住先で納税が必要になる場合もあるので注意しましょう。
必要に応じて、国税局のウェブサイトで確認をする、税理士に相談するなど、税金の基礎知識を得ておくと安心です。
フリーランスが海外移住しやすい国
海外移住先を検討する際の選定ポイントは、人によってさまざまです。
- 物価の安さ
- 気候
- 英語が通じるか
- 日本との時差
- ビザが取得しやすいか
- 日本人コミュニティがあるか
- 成功しているフリーランスがいるか
例えば、比較的取得が容易なフリーランスビザを発行しているドイツやオランダ、物価が安いタイやマレーシアなどのアジア諸国は、移住先としておすすめです。
条件に合う国を見つけて、海外移住のイメージをより具体化していきましょう。
③渡航する
移住先の候補を絞ったら、海外移住前に旅行を計画するなど、現地での生活を味わってみるのもひとつの方法です。
すでに現地で活躍しているフリーランスの方がいれば、直接会って話を聞くと良いですね。
海外移住は人生における大きな決断です。いきなり海外移住に踏み切って、理想と現実のギャップに苦しむことがないよう、事前に現地へ足を運んで体感することは大切です。
海外移住をしても活躍できるフリーランスの仕事
インターネットの普及により、今ではパソコンとインターネット環境さえ整えば、いつでもどこでも働ける時代になりました。実際に、海外移住したり、ワーケーションしたりするフリーランスは増えています。
ここでは、海外移住をしても活躍できるフリーランスの職種をご紹介します。
Webライター
Webライターは、フリーランスとして比較的活動しやすいと言われており、WebサイトやSNSなどインターネット上のあらゆる文章を執筆する仕事です。
Webライターになるための資格は不要で、未経験でも挑戦しやすく、誰でも簡単にはじめられます。
また、多岐に渡るジャンルの記事案件があるため、得意分野の知識やこれまでの経験を活かせます。
大企業から個人事業主までさまざまなビジネスでメディア運営が重要視されているので、Webライターの需要がなくなる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
Webデザイナー
フリーランスとして人気の職種のひとつが、Webデザイナーです。企業のサイトやバナー作成など、Web上のデザインを担当する仕事です。
単価が比較的高い案件が多く、少ない案件でも安定した収入が期待できます。
Webデザイナーも特別な資格を必要としませんが、Webデザインに関する基本的な知識をはじめ、クライアントのニーズに応えるアイデア提案など企画力が求められます。
エンジニア
ITエンジニアとは、ゲームやアプリケーション開発、プログラミング、セキュリティシステムや情報システムの運用など、IT関連の仕事です。
収入面のメリットが大きく、未経験でも高収入が得られます。チームで仕事をすることが多いため、技術のみならずコミュニケーションスキルや交渉力も必要です。
AI機能の発達とともに、今後ますます需要は高まっていくと考えられます。
翻訳・通訳
翻訳するコンテンツは、ビジネス書類、文芸作品、映像作品など、最近はインターネットの普及によりWeb上での仕事が増えています。
翻訳や通訳は、現地で仕事を行うケースも考えられるため、海外移住先で活動の場を広げることも可能です。高収入が期待できる、知識を増やせる、語学力アップにつながるなど、メリットも多いと言えるでしょう。
しかし、翻訳や通訳は、実績やスキルが重要視されるため、フリーランスとして未経験からチャレンジするにはハードルが高い仕事です。
フリーランスで海外移住を目指すにはWebライターがおすすめ
今や人気職種のひとつでもあるWebライターは、フリーランスとして海外移住を目指す方におすすめです。
①未経験から挑戦しやすい
Webライターは、特別な資格やスキルを必要としないため、フリーランスの活動をはじめるハードルが低く挑戦しやすい分野です。
普段から日本語を使って生活している方にとって、文章を書くことが苦手でない限り、最初の一歩を踏み出しやすいのではないでしょうか。
未経験からはじめられるだけでなく、働きながら常にスキルの向上を図れるため、海外移住後も働いた分だけ収入アップが見込めます。
②パソコン1台で仕事ができる
Webライターの仕事は、案件獲得から執筆作業まで、パソコンとインターネット環境があれば完結します。
働く場所を選ばない上に、好きな時間に働けるので、海外移住先でも時差を気にせず自由に時間を管理できます。
例えば、旅をしながら働く、育児や家事と両立させるなど、海外移住を通して理想のライフスタイルを実現したい方にとって、自由度の高さは魅力です。
③日本の案件を獲得することができる
Webライターは、海外移住をしても、継続的に日本の案件を獲得することが可能です。
日本より物価の低い国へ移住する場合、現地で働くよりも良い収入を得ながら生活できます。
具体的な方法として、年々市場規模を拡大させているクラウドソーシングは、活用すべきツールです。仲介手数料が必要になるなどデメリットもありますが、日本語で仕事ができるというのは安心ですよね。
Webライターが案件を獲得する方法は、初心者Webライター必見！案件を受注できる18の場所を大公開！で詳しく紹介しています。
④海外在住のメリットを活かすことができる
Webライターの仕事は、自身の経験や知識を活用できるため、海外移住後は「海外在住」という立場が強みです。
例えば、現地の情報や最新のニュースを発信する、旅行メディアの執筆をするなど、海外在住者にしか書けないコンテンツは決して少なくありません。提供価値を高めることで、活躍の場も広げていけます。
まとめ
すでに国内で活躍しているフリーランスの方が海外移住を目指すのはもちろん、海外移住を実現するためにフリーランスを目指すという選択肢もまた、時代の流れだと言えるでしょう。
海外移住に憧れているけれど、フリーランスとして働くにはスキルがなくて不安という方は、Webライターに挑戦してみてはいかがですか。
Webライターは独学でもはじめられますが、効率的にスキルを身につけるには、Webライティング講座の受講がおすすめです。
ライティングスキルをはじめフリーランスに必要なマインドなど、講座での学びが、きっと海外移住の実現に向けた道しるべになるはずです。
（文：シャングルー迪子）
愛知県在住のフリーランスライター。インドの大学院を卒業後、自動車関連メーカーに入社し主に海外営業を担当。第二子出産を機に10年間勤めた会社を退職し、Webライターとして活動開始。 プライベートでは、インド人と国際結婚し2児の姉妹を育てる母。
