Webライターに資格は必要?ライティングにおすすめの資格9つを紹介

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未経験でも挑戦可能なWebライターですが、実際に仕事を始める場合「資格は必要なのか」疑問に思う方もいるでしょう。

結論、Webライターに資格は必要ありません。ただし、ライティングに活用しやすい資格の取得は仕事に優位になる可能性も。

筆者もWebライターをしていますが、資格があることで案件を獲得できたり、周囲と差別化ができたりとメリットは多くあります。

今回はWebライターに資格は必要かについて、ライティングにおすすめの資格や資格取得における注意点を解説します。

目次

Webライターに資格は必要?

案件にもよりますが、資格の有無は重要視されない場合も多く、資格不要で始めることが可能です。

また案件によっては資格の取得以上に実務経験を問われるケースもあります。

ただ「〇〇の資格取得は必須」と明記がある案件もあり、資格取得はWebライターの仕事にプラスとなる可能性は高いです。

このような特徴からWebライターを始める際は資格不要で問題なく「資格があると仕事に優位となりやすい」とも言えます。

専門性の高さはライターとして優位になりやすい

案件によって異なりますが、専門性の高さや知識の豊富さをアピールできる点から、資格取得はライティングで優位になるでしょう。

たとえば、ビジネス関連の資格は汎用的でビジネスに必要な知識やスキルを客観的にアピールできます。また専門的な資格を習得することは、メディアの権威づけに役立つケースもあるのです。

資格をもつと自分のスキルを客観的にアピールしやすく、Webライターの仕事では多くのメリットを実感できます。

資格の有無に関係なく取り組めるWebライターは、副業としても人気を集めます。副業でWebライターをするメリットや実際の初め方については副業するならWebライターがおすすめな理由と始め方!をご覧ください。

Webライターが資格を取るメリットは?

資格不要で始められるWebライターですが、資格を取るメリットは多くあります。

Webライターが資格を取るメリットはこちら。

  • 資格をとりながらスキルアップできる
  • 差別化につながる
  • 自信につながる

資格取得に向けて勉強する過程でスキルアップでき、周りのライターとの差別化に有効です。新しい知識やスキルを得ることで、コンスタントな収入につながりやすく仕事の強みとなるでしょう。

またインターネット上の情報や専門分野の知識は移り変わる点から、常に正しい知識や情報を発信できるライターの需要は高いです。

そのためクライアントは、スキルや知識を客観的に把握できる資格取得を採用の1つの目安にしていることも多い傾向に。

資格取得は専門的な知識を身につけ直接仕事に役立つ点から差別化に有効で、自信をもって仕事に取り組めるようになります。

Webライターにおすすめの資格9選 

Webライターにおすすめの資格

Webライティングに活かせるWebライターにおすすめの資格はこちら。

  • Webライティング能力検定(日本WEBライティング協会)
  • WEBライティング技能検定
  • 文章読解・作成能力検定
  • 校正技能検定
  • ビジネス著作権検定
  • Webリテラシー検定
  • 日本語検定
  • SEO検定
  • ライティングに活かせる専門資格

ここでは、Web関連のライターに活かせる資格から専門性が高く仕事に直接活かせる資格まで幅広く紹介していきます。

Webライティング能力検定(日本WEBライティング協会)

Webライティング能力検定はわかりやすいライティングに必須の技術を問う試験です。

主催は「一般社団法人日本Webライティング協会」で、取得すると転職や就職にも有利に働くことも。

本試験では、以下の以下の6科目を学びます。

  • 国語
  • ウェブライティング
  • コピーライティング
  • SEO
  • 論理や法律、炎上対策
  • Webライティングに関するミニ論文

上記6科目で問題に回答し、点数に応じて1〜3級の資格取得に振り分けられます。

メリットは、ライティングの基本スキルから高度なテクニックまで、幅広く文章スキルを習得できる点です。

Webライティング能力検定の習得は、ライティング案件に応募する際の自己PRに活用したい人にもおすすめです。

受験資格:制限なし
応募方法:公式サイトより応募
公式サイト:一般社団法人日本WEBライティング協会|Webライティング能力検定

WEBライティング技能検定

WEBライティング技能検定は、Webライター向けの資格で、とくにライティングをはじめたばかりの初心者におすすめの資格です。

試験では選択式と記述式の問題を解き、記述式では200〜400文字程度のライティングに4本取り組む形式となります。

運営は「一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会」で、インターネット上で月に1度のペースで受験が可能です。

資格に合格すると、クラウドソーシング各社からクライアントに紹介してもらえる他、記事報酬アップの特典があるメリットも。

Webライティング能力検定に比べて難易度は低く、Webライティング初心者の方にもおすすめです。

受験資格:「WEBライティング技能検定講座」を購入された方
応募方法:公式サイトより応募
公式サイト:一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会|WEBライティング技能検定

文章読解・作成能力検定

日本漢字能力検定協会が運営する「文章読解・作成能力検定」は、相手に伝わりやすい文章の作成を目的とした資格です。

文章検とも呼ばれ、以下のようにライティングスキル全般の向上が期待できます。

  • 文章やデータ要約文の作成
  • 文章でのコミュニケーション力
  • 論理的思考力
  • 題材に応じた意見のまとめ方
  • 情報伝達のスピードと精度

資格取得のメリットは、自分の文章スキルを客観的に把握する機会にも役立つ点でしょう。

Webライターに大切な「相手に伝わる文章作成のスキル」をアピールし、とくに語彙力や読解力が不安な方におすすめの資格です。

受験資格:制限なし
応募方法:インターネット、またはコンビニでの申し込み
公式サイト:公益財団法人 日本漢字能力検定協会|文章読解・作成能力検定

校正技能検定

校正技能検定は、日本エディタースクールが主催する誤字脱字や表記ゆれのミスの少なさのスキルを図る資格です。

資格は初級・中級・上級の3つで「校正者」としてのスキルを把握し、文章の正確性アップが期待できるメリットがあります。

本資格は、とくに文章作成に自信をつけ文章の正確性のアピールに活用したい方にもおすすめです。

注意点として、受験資格は制限があり初級・中級・上級ともに一定の基準が設けられているため事前の確認を推奨します。

受験資格:
【上級】校正技能検定中級合格者
【中級】 
①日本エディタースクールの所定のコースを修了者
②校正に関し,各種教育機関で一定の実技訓練を受けた方
③技能検定委員会において前各項規程に準ずるものとして認定された方
【初級】
各教育機関 (現在: 大手前大学、実践女子短期大学、日本エディタースクール) において、
指定単位科目 を修得した方を認定

応募方法:メールフォームより申し込み
公式サイト:日本エディタースクール|校正技能検定試験

ビジネス著作権検定

ビジネス著作権検定は、ビジネス上や日常生活での著作権に関する知識を網羅的に習得できる検定です。試験は自宅から受験できるWeb試験となっており、以下のように初級と上級に分かれます。

初級・著作権の基礎知識、
・著作権を理解し著作物を正しく利用できるようになる
上級・著作権利用に関する問題を見つけ解決できる
・著作権契約や条件の知識を活用し実務に展開できる

初級は著作権の基本知識を習得し、上級では著作権の知識を応用・実践するスキルが必要です。

上級に合格すると国家資格である「知的財産管理技能士」の受験資格を獲得できます。

クライアントと取引するWebライターにとって「自分を守る知識」として、ビジネス著作権検定の取得はおすすめです。

受験資格:制限なし
応募方法:公式ホームページからのWeb申し込み
公式サイト:サーティファイ著作権検定委員会|ビジネス著作権検定

Webリテラシー検定

Webリテラシー検定は、Web関係の仕事に必要なWebリテラシーの有無の証明に役立つ試験です。

Webディレクターやデザイナーなど、立場の異なる人々とのコミュニケーションエラーを減らす際に役立ちます。

また合格すると2年間「Web検定 Webアソシエイト」として認定されるメリットも。

Webリテラシー検定は、ビジネスパーソンとして今後、仕事の幅を広げていきたい方にもおすすめです。

受験資格:制限なし
応募方法:公式サイトより申し込み
公式サイト:公益社団法人 全日本能率連盟|Webリテラシー試験(Webアソシエイト)

日本語検定

文部科学省が後援する日本語検定は、日本語に関する読み書きなどのあらゆる知識習得を示す資格です。

範囲は漢字や文法、敬語など6つの領域から出題され、実践的なライティングスキル向上が期待できる点はメリットです。

とくに基本から実践的、専門的な文章作成スキルや知識の習得で、文章力の土台を身につけたい方におすすめになります。

受験資格:制限なし
応募方法:インターネット・店頭・郵送にて申し込み
公式サイト:特定非営利活動法人|日本語検定

SEO検定

全日本SEO協会が運営するSEO検定は、SEOライティングを直接的に学べる資格です。

4級から1級までの試験区分で、検索結果の上位に表示される手法だけでなく論理的なSEOスキルを体感的に習得できます。

SEOの歴史から基本的な知識や実践方法まで、効率よくテクニックを学ぶことが可能です。

資格を取ると、Web関係のSEOに精通したクリエイターとしてSEOテクニックをクライアントへ提示できるメリットがあります。

Web業界に精通する方はもちろん、文章作成が業務の大半を占めるオウンドメディア運営やコピーライターなどにおすすめの資格です。

受験資格:制限なし
応募方法:公式サイトより申し込み
公式サイト:一般社団法人全日本SEO協会|SEO検定

ライティングに活かせる専門資格

Webライターはライティングに活かせる分野の専門知識を資格を通して取得することも可能です。

ビジネス関連の知識以外にも、あるジャンルに特化した専門知識やスキルの習得もライティングに活用できます。

ライティングに活かせる専門資格はこちら。

具体的な専門資格
金融ライターファイナンシャルプランナー(FP)、証券アナリストなど
美容ライター日本化粧品検定、コスメコンシェルジュ、薬機法など
グルメライター食生活アドバイザー、野菜ソムリエなど
旅行ライター世界遺産検定、観光プランナーなど

上記の資格を取得すると、1つのジャンルに特化した「特化型ライター」は、常に一定のニーズがあります。

たとえば、難易度は高くなくても興味のある好きな分野の資格を取れば、知識の裏付けにも有効でしょう。

資格取得で専門性を磨くと、単価アップや案件の継続もしやすくなり、ライターとして活動の幅を広げることが可能です。

Webライターはビジネス関連の資格とともに、専門性の高い分野の資格取得もおすすめになります。

Webライターが資格を取得する際の2つのポイント

Webライターが資格を取得する際は以下の2つのポイントを抑えておくことがおすすめです。

  • ライティングに応用できる資格を取捨選択する
  • 資格取得の目的はスキルをライティングに生かすこと

上記2点で、資格取得によって身についた知識を仕事へ生かしやすくなります。

ライティングに応用できる資格を取捨選択する

Webライティングに知識を活かす際には、ライティングに応用しやすい資格の取捨選択が必要です。

たとえば、以下の資格はWebライティングへの応用のしやすさがあります。

  • 自分の執筆する分野の「専門性が証明できる資格」
  • ライティング全般に応用できる「汎用性の高い資格」
  • 円滑な仕事ができる点を証明する「インターネットでのマナーに関する資格」

Webライターの職業に活かせる資格は幅広い一方、仕事へ有利に働きやすい資格のみに厳選することが大切です。

スキルを生かすためにもライティングに応用できそうな資格を取捨選択していきましょう。

知識を得るには一定の時間や労力がかかるからこそ、ライティングに活用が難しそうな資格の取得は避けることをおすすめします。

資格取得の目的はスキルをライティングに生かすこと

「資格取得の目的は得た知識をライティングに生かすこと」を意識する必要があります。

資格取得がゴールになってしまうと、資格をもっている状態に満足してライティングに生かすことを忘れがちです。

ただ、Webライターの職業のためにスキルを取得する際は「得たスキルをライティングに活用していく」までがセットになります。

「資格をもっていれば優秀なライター」とは言い切れず、資格を取得した上で日々のライティングに応用していきましょう。

Webライターとして資格を取る場合、資格取得によって得た知識を生かすまでがセットである点の認識が大切です。

まとめ

資格の有無を問わず始められるWebライターですが、資格を持っていると、ライティング業務では多くのメリットを実感できます。

客観的に知識や専門性をアピールし、興味・得意な分野を極める点からも資格の取得はおすすめです。

実際に資格を取る際は、ライティングの案件に応用しやすい資格を選び、実務にしっかりスキルを活かしていくことが大切になります。

今回紹介した、Webライティングにおすすめの9つの検定についても資格取得の際にぜひ参考にしてみてくださいね。

(文:秋月碧)

1996年生まれ、鹿児島県在住フリーライター。大学を卒業後、会社勤めを2年したのち退職。
会社員としての働き方が向いておらず、自分のペースで働けるフリーランスに転身。
現在は女性メディアを中心に執筆活動をしている。

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